妻が投資に興味をもち始めてから色々質問をうけます。
質問されたほうも素人ですからうまく答えられません。
過去に買った本やネットで検索して教えてあげています。
そんなとき最初に買った本がでてきました。
お金の勉強をはじめるならこの本
私が投資を始めたときに買った本「お金に強くなる!ハンデイ版 山崎元」を読み直してもう一度勉強です。
「お金に強くなる!ハンデイ版 山崎元」
著者:山崎 元
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティーワン
発行日:2015年11月30日
図解もあるし投資だけでなく年金、保険、住宅と日常生活に必要なお金に関する知識を分かりやすく説明してくれています。
投資を始める初心者にはお金に関して基本的な考え方が分かり、始めの一冊めには良いです。
発行日が2015年で4年前の情報ですが、内容は基本のことなので古さを感じません。
もっと早くに読んでおけば良かったと思わされた本です。
「NISA」はありますが「つみたてNISA」は当時なかったので、それについては書かれていません。
なんとなく思っていたけど
・公的年金は縮むけどゼロにはならない
「お金に強くなる!ハンデイ版 山崎元」 より
・保険には「加入しない」を原則
などズバリと書かれていて分かりやすい。
20数年前私が学生の頃、国民年金保険料をきちんと払ってたけど、友人からは「年金もらえなくなるから払わなくてもいいのに」とよく言われたものです。うちの両親は払うべきと言ってたと記憶してます。今思えば払っていて後悔してません。
そもそも国が決めたこと、法律で義務づけられています。 払わないという選択肢は無いはずです。
私はそんなに期待はしてませんから、もらえるだけでもいいじゃないが正直な感想。
公的保障は老齢年金だけではありません。「遺族年金」「障害年金」も忘れてはいけません。
すべての人が受け取れるわけではないですが保険と思えば大きい補償です。万が一の事があった際には、日本には国民年金、厚生年金という公的保障制度があります。
それを把握したうえで民間保険を検討しムダなものは省きましょうということかな。
民間保険ムダとは分かっていても見直しは面倒だし難しく思ってます。社会人になったばかりの頃みんなが入ってるからと入ってしまったのは後悔しています。10年前に一度見直しましたが、まだ甘かったですね。
日本は公的な保障制度があるので、どうしても必要なら最低限の保険に入りましょうということ。今後の課題です。
金言
「借金返済に勝る運用はない」
「お金に強くなる!ハンデイ版 山崎元」 より
「借金したまま資産運用するより返済してからのほうが効果的」
金言(金のように価値の高い言葉)ですね。
消費者金融、住宅ローンも同じ借金です。
私の同僚で株式運用バリバリしている人がいます。住宅ローン抱えてますが大丈夫なんだろうか。さらに企業型DCでマッチング拠出を限度額いっぱいまで拠出してます。
(マッチング拠出:会社が拠出する掛金に加えて、加入者本人が掛金を上乗せして拠出することができます)
住宅ローンがある人はマッチング拠出しないほうがいいのか、年末調整で返ってくる額はどうなの。DCの掛金、全額所得控除の制度と住宅ローン減税がかさなると、どうなのと思って調べた事があります。
ボンヤリと分かったのは、
・所得が高く収めている税金が多いと両方から恩恵を受けられる。
・所得が低く収めている税金が少ないと恩恵が少なくなる。
その人によって変わってくるので自分で調べてみないと分かりません。確実なのは税金に詳しいい人に聞くのがいいと思います。私は住宅ローン無いので関係ないけどね。でもお金に強くなるために色々な知識は持っていて損は無いはずです。気になることがあれば聞いたり調べるのは大事です。
同僚はどうなんだろう、ちょっとだけ気になります。
印象に残ったコトバ
この本は一つのテーマごとに2~3ページに分かれていて読みやすく、寝る前に少しずつ読んでました。
投資に関して書かれてる内容がおおく、投資を始める後押しをしてくれた本です。
特に「人的資本」「DCとNISAの最適な利用法」は印象に残っています。
読み直して自分の投資方針を再確認してみます。
■「人的資本」
・自分を金融資産の一つとみたてる
「お金に強くなる!ハンデイ版 山崎元」 より
・将来自分がどれだけ稼げるか、若い人は働ける年数が多いので人的資本が大きい。
・若者がリスクをとっていいのは、長期投資でリスクが縮小するからではなく、主に人的資本がおおきいから。
自分を金融資産とは思ったことはありません。確かにお金を稼いでいるので資産ですね。
私はあと20年弱働く期間がありますから、その間にしっかりと資産を増やせるよう頑張って働こう。残業いっぱいします。
とても大切なことなので子供が社会人になるまでに教えてあげたいです。
米国では金融教育の環境がととのっているようで、大企業や大富豪が多いのもうなづけます。
日本でも昨今、お金に関する教育が重要視されるようになってきています。本屋さんでもそのようなタイトルの本を見かけるようになりました。親である私がまず読んで勉強しないといけませんね。
■「DCとNISAの最適な利用法」
DC、NISA単体のみでなく自分の運用全体で考える
「お金に強くなる!ハンデイ版 山崎元」 より
・節税効果のあるDC、NISAにリスク資産を集中させる。
・収益が期待できるリスク資産をDC、NISAに集中させるのが基本。
ちょっと実践できていないなーと感じています。
本読んでなるほどなーと思って印象に残ってるのに、よくいわれる「分散」のほうに気持ちが大きくいってました。
DCとつみたてNISAは保有商品、割合をもう一回考え直します。
最後に
読めば分かりやすく勉強になります。投資暦が長い方には分かりきった内容なのかもしれませんが、初心者である私にとって、ぴったりでした。
最初に書きましたが 図解もあるし投資だけでなく年金、保険、住宅と日常生活に必要なお金に関する知識を分かりやすく説明してくれています。
ただ私すぐ忘れてしまうので、あらためて読んでよかったです。
これから妻、子供に色々説明できるようにしっかりと理解していきます。
とりあえず
妻にこの本をプレゼントします。
だって説明するの”めんどくさいんだもの”。
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