ニッセイの個人賠償責任保険「まるごとマモル」は検討の余地あり

保険

2021年7月1日以降保険開始から内容に改定があり、記事内修正しています。
(7月が私の契約更新月にあたり、頂いたパンフからの情報です。実際の保険改定日は違うかもしれません。)

ニッセイの個人賠償責任保険「まるごとマモル」に加入しました。

いままでは自動車保険の特約で入っていました。 子供が自転車、電車を毎日利用しているので自転車保険+αのつもりで加入しています。 保険の満期にともない良い商品を探していました。たまたま検索にヒットしたのですが、内容見たらこれが良かったんです。

個人賠償責任保険とは

個人賠償責任保険(こじんばいしょうせきにんほけん)とは、
個人の日常生活や住宅の使用・管理等に起因して第三者の身体や財物に損害を与え、賠償責任を負担した場合の損害を包括的にカバーする賠償責任保険である。
単独の保険でなく自動車保険等の特約として、「日常生活賠償特約」等の名称のものがある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

個人賠償保険は、被害者の方への保障で、幅広い補償範囲があります。しかし自分への保障はないです。

一方自転車保険は自転車の事故のときのみ補償です。また自分への保障もあります。

よく理解して加入しないといけませんね。

子供が高校までは学校で加入する自転車保険で済ませていましたが、高校を卒業してからは個人賠償保険に切り替えました。 自転車も、電車も乗っています。行動範囲が広がって何があるか分かりませんから、契約しているだけでも安心です。

自転車保険の加入を義務化している自治体が増えてきています。自分の住んでいる地域の状況を確認してみましょう。

2021年6月時点、自転車保険の加入を義務づけている自治体/au損保より

「まるごとマモル」の商品内容と保険料

商品名:ニッセイ個人賠償プラン「まるごとマモル」
日本生命保険相互会社とあいおいニッセイ同和損害保険株式会社 の共同開発商品

被保険者本人の年齢が満69才以下の場合

2021年7月以降契約/「まるごとマモル」パンフより
補償項目保険金額①基本プラン②携行品プラン
本人型
③携行品プラン
家族型
④ゴルフプラン
本人型
個人賠償責任保険
危険保険金
無制限
(日本国外:3億円)
(免責金額0円)
本人
家族
別居の父母
本人
家族
別居の父母
本人
家族
別居の父母
本人
家族
別居の父母
死亡保険金10万円本人本人本人
家族
本人
携行品損害
保険金
20万円
(免責金額:1事故3,000円)
本人本人
家族
本人
ホールインワン
・アルバトロス
費用保険金
20万円本人
年間保険料(一時払い)1,990円3,140円4,410円6,400円
「まるごとマモル」契約プランと保険料

私はゴルフはしないのでゴルフプランについてはよく分かりません。
(改定によりゴルフプランの保険料が値上がりしてます。5,660円から6,400円になってる)
基本プランから携行品プランまでは保険料は低料金で良心的です。
保障も無制限で、家族みなで補償範囲が広いのが魅力的です。
自分や、家族の死亡保険金10万円と少ないですが、この保険では重要視していないので気にしません。
オプションの携行品プランも使えそうですね。(スマホには使えません)

被保険者本人の年齢が満70才以上の場合

2021年7月以降契約/「まるごとマモル」パンフより

私が契約を決めた理由は3つ。

1.単独の保険で保険金額が無制限 (示談交渉付)
  単独で加入できる保険自体あまり見かけませんし、さらに無制限なのがいいです。単独はいいです。自動車保険だと見直しの際に特約がつけれる所しか選択できなくなるし、カード付帯の場合でも、あまり使っていないと忘れて破棄してしまう場合も考えられます。
  自動車保険の特約とクレジットカード付帯で検討していましたが、1億円が多く、なかには付けれないところもあります。

2.被保険者範囲の「配偶者の別居の父母」が含まれている。
同類の保険では「同居の家族」と「別居の未婚の子」までしか見かけてなかったので「別居の父母」には惹かれました。

3.電車等運行不能が対象になっている。
  私は補償範囲のなかで見かけたことがありません。(保険にうといだけかも)

”電車等との接触がない場合の「運行不能事故」も補償します。(日本国内のみ)
誤って線路内に立ち入り、安全確認のため電車を運行不能にした場合などのことをいいます。”

ニッセイ「まるごとまもる」パンフより

 電車をとめて遅らせた事故の記事を見たことがあると思います。電車の事故は多額の賠償金の請求されるイメージは持っていたので、これは契約したほうがいいかなと思いました。この商品を見てから他社の条件を調べてみましたが、電車の項目は見つけれませんでした。
私が調べたかぎりですが、個人賠償保険の中では「まるごとマモル」だけかな。


電車と接触した場合など物理的損害にによる電車等の運休・遅延などの損害にくわえて、上記のように物理的損害を伴わない電車等との接触がない場合の「運行不能事故」の損害賠償責任を補償に追加されています。

他では見かけない補償範囲があるので即決めです。

(追記)2020年5月時点
各社、電車の事故に対応してきています。
三井住友系とか自動車保険の個人賠償でも見受けられるようになりました。
また記事にしたいと思います。
(おとなの自動車保険・ソニー損保が対応しています。)

基本プラン1,990円で契約しました。

今回慌てて契約しましたが、更新時には携行品プラン(家族型)を検討します。後からスマホの補償には良いのではと思いました。私はスマホでは有りませんが、家族3人スマホなのでキャリアの契約内容を見て調べてみます。同じ補償内容であれば間違いなく節約になります。

残念ながらスマホは対象外となりました。

スマホの保険として考えた時の記事もどうぞ

メリット

・個人賠償責任の保険金が無制限で示談交渉付

・保険料も1,990円。ひと月あたり約166円です。

電車を止めた場合も補償してくれる。

別居の父母も対象となっている。

・携行品プラン(家族型)はスマホの保険の代用になるかも。(詳しく調べる必要あります)
2021年7月よりスマホ・タブレット・眼鏡など対象に含まれなくなりました。

「まるごとマモル」携行品プラン、補償対象外となる主な携行品

■注意点、デメリット

契約年齢範囲:開始期日時点における年令が満69才までの方
 契約する本人の年令が69歳までであれば契約できます。家族の年令は70才超えていてもかまわないということですね。私はあと20年以上契約更新できます。
・2021年7月から契約年齢70歳以上89歳以下までの契約が追加されました。被保険者が70歳以上の場合、オプションプラン(携行品・ゴルフプラン)が本人のみとなります。

■70歳以上のプラン
見づらいかもしれませんが画像にてご確認ください。

「まるごとマモル」2021年7月以降保険開始用パンフレットより

・ネット申し込みはなく、代理店や外交員からの加入方法となります。
私はニッセイの個人年金入っています。 一応担当者に 電話したらすぐに自宅に来てくれました。 急いで契約するつもりはなかったけど また来てもらうのも面倒なので、その場で契約しました。詳しくは知っていないようで、ネットで調べた以上のことはありませんでした。
外交員のおばちゃんが会社に来てる場合は聞いてみてください。

・金額も安いので問題ありませんが支払いは年払いのみで、月払いはありませんでした。クレジット、口座振替の選択できます。

・自動更新ではない。
保険期間満了前に再度手続きが必要になります。
これはメンドクサイ。今時ネットですべて完了できるのになれると煩わしいです。

まとめ

「まるごとマモル」は個人賠償責任保険を単体で加入出来る保険です。自動車保険などの特約で契約していると主契約の保険を解約すると特約も解約されてしまうのがデメリットですが、単体で加入出来る「まるごとマモル」はそのデメリットを埋められる商品と言えます。

保険料も高くない上に補償金額が無制限で、別居の未婚の子や別居の父母まで補償範囲が広いのも良いです。

死亡保険金は10万円と少ないです。 個人賠償責任保険は、あくまでも自分に過失があり相手への保障のための保険です。 加害者となる自分の補償が必要なときは他の保険に加入する必要があります。

携行品損害保険金はデジカメとかスマホなんかには良いのかな、スマホの補償にキャリアの保険の代わりにすればかなり節約になるのではないでしょうか。プラス2,420円で家族全員おなじ補償が得られればお得ですね。そのうち内容を確認してみたいと思います。
スマホ・タブレット眼鏡などは対象外となりました。デジカメは対象外の項目の中に記載されていないので大丈夫かと思います。

ゴルフプランについては家族型が選択できず本人型の契約しかないので、ゴルフされる方は単体のゴルフ保険と比較が必要かと思います。

年間1,990円からでこの補償内容は検討の余地はあります。

最後に
■保険の重複には注意しましょう
1つのご契約につけることで、 記名被保険者とその 家族等の損害賠償責任を補償するので、
保険料の無駄をなくすためにも 家族間で複数のご契約や自動車保険、火災保険の特約をチェックしましょう。

・本内容は2018年9月、2019年1月の保険会社が発表している資料と共に個人的見解を書かせていただきました。
2021年改定があり主に記事内の赤字のところが改定されました。

・ネット申し込みは出来ません。代理店か外交員からの契約になります。
・契約をお考えの方は、ニッセイの外交員の方にしっかり確認を取って契約してください。

素人の記事です、不備があるかもしれません。必ず保険会社に内容をご確認の上ご検討ください。

自動車保険の特約、個人賠償責任保険(日常生活賠償特約)を比較してみました。興味がある方はどうぞ。

2020年7月「まるごとマモル」「携行品損害補償特約」を付けて契約更新しました。

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コメント

  1. もなか王子 より:

    はじめまして。

    個人賠償責任保険について調べているうちにたどりつきました。

    記事を拝見し、一点間違いかと思われる部分があります。

    >電車を止めた場合も補償してくれる。ただし「接触がない場合」にかぎる。

    この点、そもそも個人賠償責任保険が、人に怪我をさせてしまったり、物を壊してしまったりといった、人的・物的損害を与えてしまった場合の賠償についてカバーされる保険であるため、原則的には、列車との接触がなく運行のみを妨げてしまった場合、個人賠償責任保険のカバーが効かないのだと思います。
    ところが、本商品は物的な損壊がなくとも「列車の運行不能についての法律上の損害賠償責任」についてカバーされることが明文化されているため、列車との接触があった場合はもちろん、列車と接触がなくてもカバーされますよ、という趣旨であると理解しています。

  2. もなか王子 より:

    連投ですみません。
    改めてニッセイのサイトでパンフレットを見直してみましたが
    (https://www.nissay.co.jp/kojin/shohin/sompo/pdf/kojin_mamechishiki.pdf)
    2頁目右側のポイント3
    『個人賠償責任で、電車等の「運行不能事故」※も補償します!(日本国内のみ)※電車等との接触の有無は問いません。』
    との記載があるので、やはり先のような理解で間違いないかと思います。

    • アウル アウル より:

      もなか王子さま

      ご指摘有難うございます。
      確かに指摘していただいた通りです。
      私の勘違いで、理解不足でした。

      先ほど記事を訂正したところです。
      今後しっかりと確認して書いていこうと思います。
      また他にも勘違い等あるかもしれません、その際はご指摘よろしくお願いします。

      この度は本当にありがとうございました。